「第10回むつき庵はいせつケア実践報告会」ご参加ありがとうございました

『第10回むつき庵はいせつケア実践報告会』ご参加ありがとうございました

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12月1日に京都社会福祉会館4階ホールにて、「第10回むつき庵はいせつケア実践報告会」を開催いたしました。
参加者は総勢198名の方々がお越しくださいました。
排泄ケア大賞には「あなたの笑顔が見たいから~スタンディングリフトを使った排泄ケアへの取り組み~」と題して発表されました特別養護老人ホーム神の園の木村友紀さん・美濃部友花さんが受賞されました。全介助の方に スタンディングリフトを使用してトイレで排便が可能になり、その後は自立歩行ができるほどになられたという素晴らしい活動は、審査員8名の総合点が最も高いものでした。

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排泄ケア特別賞には、「私たちが行った排泄ケアとその取り組み~おむつフィッターの学びを通して~」と題して発表されました奈良県総合リハビリテーションセンターの平井順子さん、「適切なおむつの選定と個別機能訓練により生活の質の向上と精神面の活性化につながった一症例について」と題して発表されました特別養護老人ホームささづ苑の上石哲也さんがそれぞれ受賞されました。

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発表されました8組9名のいずれの実践報告も素晴らしく、回を重ねるごとに発表される内容のレベルが向上していますことをあらためて実感しました。
家族の看取り、病院や施設での終末期ケア、リフトや福祉用具を活用してすべての人に笑顔をみること、家族や地域に適切な排泄ケアの大切さ伝える取り組みなど、どれも聴きごたえのあるモノでした。会場からは、「年々発表が深く、素晴らしいものになっている」という感想を多数いただきました。

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ご講演をいただきました大堀具視氏は「利用者の思いに気づく、力を活かす『動き出しは本人から』の介護実践」と題して、多くの具体的事例を映像にてご紹介しながら、ご講演されました。「何かを行なおうとする意思がある時、身体は動き出します。介護技術によって利用者を動かすのではなく、利用者の動き出しを待ち、適切な支援によってそれをつないでいくこと」「ひとの出来るを信じて、動き出しを待つこと」とのお話に、参加者は大きな感銘を与えていただきました。
ご来賓として市川先生が秋田からお越しいただき、先生の楽しいお話と元気なご活躍の様子を拝見させていただき、参加者をはじめ、運営に携わっているすべてのものが大きな励みをいただきました。

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この会に集ってくださいましたお一人おひとりが、介護とは介護される方と介護する方の間にあるもの、介護される方に真摯に向き合い、多職種が連携し合って、ケアの有り様について気づきを分かち合う、人と地域のつながりと、これからの課題を見出せたように思います。
おむつフィッター倶楽部との共催で、世話人の皆様には前日から準備していただきました。代表世話人の三谷さんは香川からお越しくださり、前代表の小林さんも来てくださいました。高延さん、安藤さんをはじめケアショップハルの阪口さん、小林さん、山澤さん、浦さん、三谷さん、そして世話人の米山さん、焼田さんご夫婦、堺谷さん、澤さん、三宅さん、中本さん、西山さん、朝比奈さん、松田さん、そしてむつき庵のスタッフも頑張りました!大勢の方々にすっかりお世話になりました。皆様本当に有難うございました。
ご参加くださった方々、お手伝いしてくださった方々、そしてご協賛を頂きました団体様、メーカーの方々、皆様本当に有難うございました。

 

小さな試みですが、排泄ケアをより良く変えていくその一歩になれば幸いです。

  被災者支援募金は、本報告会において多くの義援金をいただきました。大切に活用させていただき、今後も、支援を継続してまいりたいと思います。
「第11回むつき庵はいせつケア実践報告会」は来年2020年10月17日(土曜日)に開催を予定しています。会場は京都社会福祉会館が2020年3月末をもって閉館となるため未定です。楽しく充実した中身を準備していきたいと思います。来年もよろしくお願いいたします。

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