『第11回むつき庵はいせつケア実践報告会』のご案内

『第11回むつき庵はいせつケア実践報告会』のご案内

『第11回むつき庵はいせつケア実践報告会』を、京都信用金庫西陣支店・ホールをお借りして開催いたします。

昨年は新型コロナ感染拡大のため開催できませんでした。今年は感染対策を丁寧にとって、会場への参加人数を限定して開催します。
会場にお越し頂けない多くの方のために、終了後にむつき庵facebookに録画をupしますのでご覧ください。

感染拡大の状況により全面的にオンライン開催になることもあります。

日時:2021年11月19日(金) 10:30~16:30
会場:京都信用金庫西陣支店・ホール(2階)


講演  市川 晋一 氏 (仙北市西明寺診療所院長 )

       「認知症高齢者の排尿障害」(仮題)

✰✰『第11回むつき庵はいせつケア実践報告会』への参加お申込みはむつき庵へメールまたはFAXにて申込書をお送りください✰✰
むつき庵 FAX📠 075-803-1123

メール hsk@mutsukian.com (平田)
uchida@mutsukian.com (内田)

第11回はいせつケア実践報告会参加申込書

☆☆「第10回はいせつケア実践報告会にようこそ」浜田きよ子代表のご挨拶から <201912日(開催>
今年もこの季節がやってきました。日頃お目に掛かっている方、久しぶりに会う方々、ようこそ晩秋の京都にお越しくださいました。
2004年から始めたおむつフィッター研修は私たちにとって出会いの場であるとともに、多くの気づきの機会にもなりました。ケアについて、人が暮らすこと、病を抱えること、そんなことへのさまざまな視点を、受講してくださった方々からもたくさん教えていただいたからです。
修了論文には、相手の様子からケアを探りそのうえで行っていくなかで、その方が大きく変わっていかれ、そしてご自身が変化するという内容がいろいろな実践とともに書かれていました。
いうまでもなく「身体」は自分だけのモノではなくて、他者とのつながりのなかにあります。私たちが研修を通してお伝えしたかったのは、正しいケアのありようではなく、たくさんの引き出しを持ちつつ、考えるケアをしよう、というものでした。言い換えるならば、ヒトという一般名詞ではなく、「その人」という固有名詞のケアの大切さです。そのためにはその人についてのさまざまなことを知っておくことも必要です。
そのうえで、誰もがケアを受ける人として生きているのではなく、どんなに身体が不自由になっても、病が重くても、主体としてのその人であるという当たり前のことも忘れてはなりません。
今回は札幌から大堀具視先生にお越しいただきました。大堀先生の「動き出しは本人から」の実践は、まさにこれまで考えていたことに大きな輪郭をいただいた気がしました。それは「ケアする人」「ケアされる人」という互いの関係を、変えていくものだと知ったからです。
この実践報告会が、何らかの気づきの機会になることを願います。そのうえで「知る」ことは「変わる」こと。感じたことや知ったことはそのままにしないで、いろいろなかたちで、暮らしや仕事に繋げてくださることを願います。
このように申しましたが、何より今日一日を楽しんでください。
ともに学び、ともに考え、ときには一緒に悩み、いっぱい一緒に笑う、そんな場としての「むつき庵」でいつまでもありたいです。
今日、この場にお越しくださったことに心よりお礼を申します。

★★第5回むつき庵はいせつケア実践報告会 浜田きよ子代表のご挨拶から
<2014年11月15日(土)開催>

排せつケアは病気や障害など様々なことにより、快適な排せつが困難になった人を支援するものです。そのためには排せつのメカニズムやケアの技術、また福祉用具や住環境整備など多くの知識を必要とします。では知識を深めればよい排せつケアが実現するかというとそうもいかないのです。
「トイレに行こう」と人を誘う言葉やおむつのなかで排せつせざるを得ない人へのおむつ交換などは、おそらく知識や技術と同じくらい、「そうはできないと知りつつもその人に身をおいてみる」という視点も大切です。そしてこれが簡単ではありません。
しかもその評価?は専門職の方がするのではなく、ケアを受けている方々からいただくものです。それを踏まえつつ、私たちはおずおずと未熟な自分のケアを相手に差し出すしかありません。でもそれを重ねていきたいと私は思っています。そして人が気持ちよく排せつできるために実践を重ねていきたいのです。
この排せつケア実践報告会はそんな気づきのための場です。何らかのかたちで、自身の暮らしや実践に生かしていただければ幸いです。
そしてたとえそんなことがなくても、誰かとちょっと話ができたり、心が温かくなったりするなら、実はそれだけでも嬉しいです。
究めること以上に、他者の暮らしや人生に対して謙虚に向き合う、そんな視点で今後ともどうかよろしくお願いいたします。