『第9回むつき庵はいせつケア実践報告会』ご参加ありがとうございました

『第9回むつき庵はいせつケア実践報告会』ご参加ありがとうございました

10月27日に京都社会福祉会館4階ホールにて、「第9回むつき庵はいせつケア実践報告会」を開催いたしました。
参加者は総勢168名の方々がお越しくださいました。

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排泄ケア大賞には社会医療法人敬和会老人介護施設大分豊寿苑「ミニむつき庵ほほえみ」の今村真弓さん高橋さおりさんが受賞されました。自身の施設内だけではなく、排泄ケアの知識を広げるために地域に出向く活動など、さまざまな素晴らしい活動は、審査員8名の総合点が最も高いものでした。
排泄ケア特別賞には、「ちょっとききたいおむつの話」を発表されました焼田婦司さん・焼田幸夫さんが受賞されました。
発表されました7組9名のいずれの実践報告も素晴らしく、回を重ねるごとに発表される内容のレベルが向上していますことを実感しています。ターミナルケアにおける排泄ケアの大切さ、そしてそのプロセスのための連携、残された日々を、ご自身の望む排泄のありようを把握して、それを叶えたいと思い、そのための尽力、ご自身の父親の終末の介護はじめ、排泄ケアをどのように伝えれば専門職ではない方々にも分かっていただきやすいか、おむつフィッター3にんが力を合わせて施設内のケアをよりよくしていったこと、学ばれたことを自身の施設で排泄に留まらず、ポジショニング移譲など、ケアを変えていかれた様子など、どれも聴きごたえのあるモノでした。会場からは、「年々発表が深く、素晴らしいものになっている」という感想を多数いただきました。

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ご講演は、認知症の知識を広く社会に啓発すると共に、認知症の方やその家族への支援及び地域社会における人と人との繋がりを再構築する活動、障がいがあっても、認知症になっても社会との繋がりが断ち切られることなく、その人らしく人間らしい生活を育めるネットワークづくりを進められれているNPO法人「樹」理事長の大津留且久さんに「認知症を抱えた方が人や地域とのつながりを持って暮らしていけるために」をテーマにお話しして頂きました。

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ご来賓として市川先生が秋田からお越しいただき、先生の楽しいお話と元気なご活躍の様子を拝見させていただき、参加者をはじめ、運営に携わっているすべてのものが大きな励みをいただきました。
この会に集ってくださいましたお一人おひとりが、介護とは介護される方と介護する方の間にあるもの、介護される方に真摯に向き合い、多職種が連携し合って、ケアの有り様について気づきを分かち合う、人と地域のつながりと、これからの課題を見出せたように思います。

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おむつフィッター倶楽部との共催で、世話人の方々には前日から準備していただきました。代表世話人の三谷さんは香川からお越しくださいましたし、前代表の小林さんも来てくださいました。ケアショップハルの皆様、堺谷さん、澤さん、三宅さん、熊井さん、そしてむつき庵のスタッフも頑張りました!
大勢の方々にすっかりお世話になりました。
ご参加くださった方々、お手伝いしてくださった方々、そしてメーカーの方々、皆様本当に有難うございました。
小さな試みですが、排泄ケアをより良く変えていくその一歩になれば幸いです。

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また、第1回より行っております被災者支援募金は、本報告会において多くの義援金をいただきました。大切に活用させていただき、今後も、支援を継続してまいりたいと思います。
来年は2019年11月30日(土曜日)京都社会福祉会館4階大ホールにて開催と決まりました!
「第10回むつき庵はいせつケア実践報告会」となりますから、楽しい中身を考えていきたいと思います。来年もよろしくお願いいたします。