『第12回むつき庵はいせつケア実践報告会』のご案内

『第12回むつき庵はいせつケア実践報告会』のご案内

昨年は新型コロナ感染拡大のため「むつき庵はいせつケア実践報告会」は参加者を限定して開催し、後日YouTubeむつき庵チャンネルにて配信しました。今年は「第12回むつき庵はいせつケア実践報告会」を2022年11月19日(土)ラボール京都2Fホールにて開催します。
記念講演は住生活のあらゆるシーンに役立つ商品の企画開発をされ、利用者のニーズに応えている株式会社サンコー専務取締役の山崎雅史さんにお話ししていただきます。山崎さんは大阪あべのハルカスを拠点に
活動している社会人落語の会「落語工房・小素人連」代表、芸名、夢屋 風六(ゆめや ふろく) として活躍されています。一席落語をご披露頂きます。
感染防止対策を丁寧にとってリアル開催いたします。また、当日の様子を録画して、後日YouTubeむつき庵チャンネルに配信して、会場に来れない多くの方にもご覧いただける様にしていきます。
感染拡大の状況により関係者のみでの開催になることもあります。

日時:2022年11月19日(土) 10:00~16:30
会場:ラボール京都・ホール(2階)
定員:80名

講演  山崎 雅史 氏 ( 株式会社サンコー 専務取締役 )
      「サンコーの経営理念~人の心に貯金する~」(仮題)

✰✰『第12回むつき庵はいせつケア実践報告会』への参加お申込みはむつき庵へメールまたはFAXにて申込書をお送りください✰✰
 むつき庵 FAX📠 075-803-1123

メール hsk@mutsukian.com (平田)  uchida@mutsukian.com (内田)
第12回はいせつケア実践報告会参加申込書


☆☆「第11回はいせつケア実践報告会にようこそ」浜田きよ子代表のご挨拶から <20211119日(開催>
「今年もこの季節がやってきました。ようこそ晩秋の京都にお越しくださいました」と、今回もこの言葉で始めたかったのですが、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大のため、実践報告会を開催することができませんでした。その意味でも私たちにとって、待ちに待った第11回実践報告会です。

思えばこの二年近くのあいだ、私たちは人との接触(変な言い方ですが)を避けるように言われてきました。そしてオンラインでの会議やオンラインでの研修の仕方も少し知りました。それで済んだこともあるけれど、そうでないどこかモヤモヤした心地悪さも時として残ります。

おそらくそれは、生身の身体を感じるのは、「他者を通して」が大きいからだろうと思います。「転んだ時に手を貸してもらえたこと」「電車で足を踏まれたこと」、さまざまな行為のなかで、私たちは良きにつけ悪しきにつけ、他者の身体を感じてきました。それが自分の暮らしを形成していたのです。

私たちは、研修でも相談でも「身体性」を大切にしてきました。人に直接触れることや相手の様子から窺い知ることなど、生身の身体によって分かることや感じることがあります。それがこの状況で困難になったときに、孤立してしまう人も少なくありません。孤独はときに人を強くもするけれど、孤立は人を脆くします。この状況下は、そんなことを感じた日々でもありました。

だからこそ、やっとこうしてリアルでの実践報告会が開催できたことは嬉しく、実践報告してくださる方々、ご協力いただいた方々に心よりお礼を申します。「ウイズコロナの時代」です。だからこそ、さまざまなかたちで、人が「孤立」しないよう、互いのつながりを大切にしていきたいです。

★★第5回むつき庵はいせつケア実践報告会 浜田きよ子代表のご挨拶から
<2014年11月15日(土)開催>

排せつケアは病気や障害など様々なことにより、快適な排せつが困難になった人を支援するものです。そのためには排せつのメカニズムやケアの技術、また福祉用具や住環境整備など多くの知識を必要とします。では知識を深めればよい排せつケアが実現するかというとそうもいかないのです。
「トイレに行こう」と人を誘う言葉やおむつのなかで排せつせざるを得ない人へのおむつ交換などは、おそらく知識や技術と同じくらい、「そうはできないと知りつつもその人に身をおいてみる」という視点も大切です。そしてこれが簡単ではありません。
しかもその評価?は専門職の方がするのではなく、ケアを受けている方々からいただくものです。それを踏まえつつ、私たちはおずおずと未熟な自分のケアを相手に差し出すしかありません。でもそれを重ねていきたいと私は思っています。そして人が気持ちよく排せつできるために実践を重ねていきたいのです。
この排せつケア実践報告会はそんな気づきのための場です。何らかのかたちで、自身の暮らしや実践に生かしていただければ幸いです。
そしてたとえそんなことがなくても、誰かとちょっと話ができたり、心が温かくなったりするなら、実はそれだけでも嬉しいです。
究めること以上に、他者の暮らしや人生に対して謙虚に向き合う、そんな視点で今後ともどうかよろしくお願いいたします。