『第13回むつき庵はいせつケア実践報告会』のご案内

『第13回むつき庵はいせつケア実践報告会』のご案内

昨年「むつき庵はいせつケア実践報告会」は参加者を限定してリアルで開催し、後日YouTubeむつき庵チャンネルにて配信しました。今年は「第13回むつき庵はいせつケア実践報告会」を2023年9月30日(土)ラボール京都2Fホールにてリアル開催します。
今回は8名の実践報告を予定しています。記念講演は博士(歯学)、ふれあい歯科ごとう代表、新宿食支援研究会代表、株式会社WinWin代表取締役の五島朋幸先生にお話ししていただきます。先生は1997年より東京都新宿区を中心に訪問歯科診療を実践されています。口から食べることを許されなかった方が食べられるようになった時、本人、家族の喜びは筆舌に尽くしがたいものがあります。機能的に口から食べられなくなった人、食べたくなくなった人だけではなく、食べる権利を奪われている人もいるのです。食べることは、生きること。「最期まで口から食べられる国、日本」をつくること、それは幸せな日本の社会をつくることです、と熱く語って頂きます。

日時:2023年9月30日(土) 10:00~16:35
会場:ラボール京都・ホール(2階)
定員:80名

講演  五島 朋幸 氏
      ( 歯学博士、ふれあい歯科ごとう代表、株式会社WinWin代表取締役 )
    「死ぬまで噛んで食べる~最期まで食べられる街づくり~」

✰✰『第13回むつき庵はいせつケア実践報告会』への参加お申込みはむつき庵へメールまたはFAXにて申込書をお送りください✰✰
 むつき庵 FAX📠 075-803-1123
  メール hsk@mutsukian.com (平田) uchida@mutsukian.com (内田)

第13回はいせつケア実践報告会参加申込書

☆☆「第12回はいせつケア実践報告会にようこそ」浜田きよ子代表のご挨拶から <
20221119日(
開催>
 むつき庵を開設した翌年、2004年9月に、おむつフィッター3級10名が誕生しました。
 現在おむつフィッター3級は9,027です。手探りで始めたおむつフィッター研修ですが、この研修がきっかけでケアをする人やケアを必要とする人たちのありようが変わっていくのが嬉しくて、それは私たちの大きな励みとなりました。何より研修で出会い、その後も何らかのかたちで繋がってくださっている方々との優しい関係は、私たちのエネルギーになっています。本日はお越しくださり本当に有難うございます。
 研修を通して、素晴らしい実践を重ねている方々と出会ってきました。そこから私たちが学ぶこと、考えを新たにすることが多々あります。そのような心に響く実践、優れた行動を、多くの方々にも知っていただきたいと思い、この報告会を2010年より開催しております。
 ケアは、他者とのあいだにあるものです。その意味で、自分だけの正解があるものではありません。だからこそ、私たちはこのように、人が集まり、意見を聴き、互いの思いを交わせる場が大切だと感じています。秋の一日、心を動かす話や新たな出会いを楽しんでくださることを願います。


★★第5回むつき庵はいせつケア実践報告会 浜田きよ子代表のご挨拶から<2014年11月15日(土)開催>
 排せつケアは病気や障害など様々なことにより、快適な排せつが困難になった人を支援するものです。そのためには排せつのメカニズムやケアの技術、また福祉用具や住環境整備など多くの知識を必要とします。では知識を深めればよい排せつケアが実現するかというとそうもいかないのです。
「トイレに行こう」と人を誘う言葉やおむつのなかで排せつせざるを得ない人へのおむつ交換などは、おそらく知識や技術と同じくらい、「そうはできないと知りつつもその人に身をおいてみる」という視点も大切です。そしてこれが簡単ではありません。
しかもその評価?は専門職の方がするのではなく、ケアを受けている方々からいただくものです。それを踏まえつつ、私たちはおずおずと未熟な自分のケアを相手に差し出すしかありません。でもそれを重ねていきたいと私は思っています。そして人が気持ちよく排せつできるために実践を重ねていきたいのです。
この排せつケア実践報告会はそんな気づきのための場です。何らかのかたちで、自身の暮らしや実践に生かしていただければ幸いです。
そしてたとえそんなことがなくても、誰かとちょっと話ができたり、心が温かくなったりするなら、実はそれだけでも嬉しいです。
究めること以上に、他者の暮らしや人生に対して謙虚に向き合う、そんな視点で今後ともどうかよろしくお願いいたします。